パンデミックの影響も当初より収まってきたことから旅行やお仕事などで海外へ渡航する人が多くなりましたよね。ただ、2023年は渡航先次第で円安の影響を大きく感じるでしょう。そこでポイントになるのが、いかに安く現地通貨を引き出すかという点です。
現地通貨を用意する3つの方法
多くの国や地域でクレジットカード決済が主流になっているものの、出先でミネラルウォーターやお菓子、ホテルのチップなど現金が必要になるシーンも少なくないですよね。そこで渡航先の通貨をいくらか現金で持っておきたいわけですが、準備する方法はいくつかあります。
- 日本の金券ショップ
- 空港の両替カウンター
- クレジットカードでキャッシング
金券ショップを使う
まず、1番目の方法は日本を出国する前に渡航先の通貨を用意してしまう方法です。金券ショップには日本人にとってメジャーな通貨となる米ドルやユーロ、人民元、ウォン、ドンなどを取り扱っている店舗も少なくありません。出発前にあらかじめ金券ショップで購入しておけば心配も少ないでしょう。
空港の両替カウンターで用意する
2番目は、出国前と渡航先の入国後のどちらでも使える方法です。各国の空港には両替カウンターが複数あります。日本円は世界的に主要な通貨となっているので、多くの空港で両替に対応しています。
クレジットカードで現地キャッシング
そして、最後は日本で発行された手持ちのクレジットカードを使って現地で引き出すという方法です。海外の空港やホテル、街中にはATMが設置されていることが多いので、そこで現金を用意するわけです。日本国内でコンビニや金融機関のATMでキャッシングするのと同じ要領ですね。
おススメはクレカのキャッシング
金券ショップ・空港両替・現地キャッシングの3方法で、おススメなのはクレカのキャッシングです。実際のところ1年の大半を海外で過ごすという生活を10年近く続けている中で、いずれの方法も試してきたわけですが、現在は基本的に現地のお金をクレジットカードキャッシングで用意しています。
なぜ、この方法に行き着いたのかというと必要なタイミングで必要なだけ手元に現金を準備できるからです。日本の金券ショップで用意する場合は、旅の期間や予定を考えながらどれくらいの金額が必要になりそうか予測して外貨を購入する必要があります。空港の両替カウンターも基本的には同じことになります。すると旅の初めは、割と多額のキャッシュを持ち歩くことになるというケースも発生するでしょう。渡航先の治安状況によっては、ヒヤヒヤしそうですよね。街中のスリや滞在先の空き巣被害も怖いですし・・・。安全面を考慮してもクレカのキャッシングが有力候補になるでしょう。
海外キャッシングの方法
大抵の国際空港や街中には、日本と同じようなATMがあちこちに設置されています。そこで日本のクレジットカードを使用して現地のお金を引き出すわけですが、あらかじめ日本を出国する前に手持ちのカードが海外キャッシングに対応しているかを確認しておきましょう。AMTは、渡航先の銀行に併設されているものから駅や街の商店の片隅に設置されているものなど様々です。どのATMを使えばよいか不安になると思いますが、おすすめは現地の銀行や大型ショッピングセンターなどです。以前、ヨーロッパの地下鉄駅に設置されたATMを使用したところ、駅の地上出口前にあった銀行ATMより大幅に高いレートと手数料で痛い目にあいました。
クレジットカードを使って現地通貨を引き出すと、ATMに日本円換算額が表示されるものもありますが、そうでないものもあります。必ずレシートとカードを忘れずに持ち帰りましょう。
引き出した後にすること
クレジットカード使って現地通貨を引き出すとカードのキャッシング枠が使われて、後日、日本の口座から引き落としという流れが通常でしょう。ただ、カードのタイプによってはカード会社に連絡をすることで早期返済が可能です。このメリットは、カード締め日まで待つことなる清算できるので、利息を多く払う必要がなくなるということです。早期返済の方法は、カード会社によって異なるので手持ちのカードが対応しているか事前に確認しておくと良いでしょう。中には、アプリ上からすべて完結するカードもあれば、カード会社に電話連絡が必要なタイプもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。海外旅行や渡航は、円安の影響もあって以前よりも費用が大きくなりがちです。少しでもお得に旅を楽しむために現地のお金の準備は、クレカのキャッシングがスマートで利便性も高いでしょう。