メンバーシップ型雇用だけでなくジョブ型雇用を採用する企業も増えてきている中で、収入アップを目指して転職を考えている人は少なくないでしょう。
管理人は、日本で働く外国人材のサポートを行う機会が多いのですが、国籍や文化教育的背景によっては就業1日目から次の転職先のことを考え始める人材も珍しくありません。
働き方が多様化しつつある日本で転職を成功させるためにエージェントの活用は有効手段となります。
そして、エージェントは複数登録して掛け持ちが収入アップの近道と言えるでしょう。
転職エージェントから得られるサポート
転職エージェントは、お仕事を探している人と従業員を探している企業をつなぐ仲介業者です。転職を希望する人に対して、お役立ち情報や転職活動のサポートを提供してくれる頼もしいサービスです。エージェントが提供しているサービスを具体的にいくつか紹介してきますね。
キャリアコンサルティング
エージェントは、転職先を探している登録者に対して最近の市場動向に関する情報を提供したりキャリアアップのためにアドバイスも与えます。さらに履歴書や職務経歴書の準備、面接対策、将来的なキャリアプランに関する相談といった様々な面でサポートします。
求人情報
各転職エージェントは、幅広い業界や職種の求人情報を持っています。その独自のデータベースをもとに求職者にマッチした仕事を紹介します。エージェントの多くは提携関係にある企業を抱えていて、その企業のニーズに合った人材とのマッチングを実現する役割を果たします。
非公開の求人
なお求人の中には、一般向けには非公開となっている情報も存在します。そのような情報を転職エージェントが持っていることもあり、企業と直接交渉して登録者に紹介することもあります。この点が、転職時にエージェントを活用する大きなメリットとなります。つまり市場に出回っていない魅力的な求人情報にアクセスできる可能性があるということです。
企業との連携
転職エージェントは人材を必要としている企業と密に連携していることが多く、求職者の希望条件やキャリアにマッチする仕事を探すプロ集団です。それで、企業にとっては人材採用の手間を省くことができ、エージェントを介して必要な人材候補に素早くアクセスできるというメリットがあります。そのメリット故に転職エージェントとの関係を重視する企業が少なくないというわけです。
エージェントの掛け持ちはアリ?
数々の魅力的なサポートを提供してくれる転職エージェントは、数えきれないほど多く存在します。そこで気になるのが、「エージェントを掛け持ちすることは問題ないのか？」という疑問です。
答えは、「掛け持ちして問題ない」です。なぜなら、複数の転職エージェントを同時に利用することを禁じるルールや法律はないからです。
例えば、転職先の候補を効率的に探すにあたって、求人サイトは1つしか使わないという人は、ほとんどいないでしょう。大抵のケースでは、複数の情報サイトから情報を集めて転職活動の参考にするものです。エージェントの活用も同じことで、掛け持ちすることは全く問題ありません。むしろ積極的に複数の転職エージェントを利用して納得のいく情報を探していきましょう。
転職エージェントの選び方
自分の希望条件やキャリア目標にマッチした転職先と出会うためには、転職エージェントの選び方が重要なポイントとなります。なぜなら世の中には、たくさんのエージェントが存在していて、残念ながらすべてが優良な事業者とは限らないからです。
どの転職エージェントを使うかを選ぶ際に考量すると良いポイントをいくつか紹介します。
- 信頼性&実績・・・ウェブサイトのレビューや口コミを参考にしよう
- 得意とする業界・・・自分が希望する職種に特化したエージェントを探そう
- 費用・・・無料か有料かを確認しよう。有料であれば優れているということでもない
- 求人数&ネットワーク・・・エージェントが抱えている情報数や提携先の内容を確認
- コミュニケーションツール・・・対面やオンラインなどスムーズなやり取りが可能か
まとめ
いかがでしたでしょうか。
収入アップは将来へのキャリア形成などのために転職を成功させるためには、ポイントを押さえて自分のニーズに合った転職エージェントを選ぶことが近道になるでしょう。
複数のエージェントを利用することは問題ありません。納得のゆく情報を提供してくれる事業者を探すことで、スムーズかつ効率的な転職活動を期待できるのです。
