ポルテの実燃費を一般道から高速道まで調査!

乗り物

ガソリン価格が右肩上がりとなると、いつも以上に気になるのがマイカーの燃費でしょう。燃費性能の良い最新モデルを購入すれば毎月のガソリン代は安くなりますが、そう簡単にマイカーを買い替えられるわけではないですよね。そこで今回は、ビギナードライバーからファミリー、ベテランまで幅広い層から支持されていて、中古車市場でも流通量の多いトヨタのポルテの実燃費を調査してみました。

トヨタのポルテについて

ポルテはコンパクトサイズながらも室内空間が広く、スライドドアを採用することでミニバンのようなディテールを採用することから「プチバン」とも呼ばれるロングセラーモデルでした。

モデル概要

ポルテの最大の特徴は、車体左側に採用する大型の電動スライドドアと前後のスライド量を大きく確保したパッセンジャーシートです。デビューモデルのNNP1#系は2004年の7月に発売されました。以降は、マイナーチェンジや特別仕様車の展開などを実施しながら2012年7月にフルモデルチェンを受け、2代目モデルのXP14#系へ世代交代をしています。

第2世代へと移行された後もマイナーチェンジを繰り返しながらラインアップを継続し、2020年12月に惜しまれつつ生産終了となりました。

燃費性能

初代モデル、2代目モデル共に排気量は1300㏄と1500㏄の2タイプ構成で販売されていました。

第1世代の1500㏄モデル(2WD)は、カタログ上の燃費性能は16.0km/Lという数値。そして、第2世代の同1500ccモデル(2WD)は19.0km/Lまで向上しています。

ちなみにガソリンタンクの容量は、初代が45Lに対して2代目は42Lへコンパクト化されました。

ライバル車種

ポルテのライバルモデルとして比較候補になり得る車種として、スズキの「ソリオ」が台頭するでしょう。「ソリオ」は、全長が「ポルテ」より短い設計のため室内長は狭くなりますが、その分、重量が軽くなっておりカタログ上の燃費性能も「ソリオ」が優位です。さらに車体の後部ドアは両側スライドドアとなっています。

今回の調査内容

自動車の燃費性能については、カタログ上の数値と実燃費で大きく差が出ることも珍しくありません。それで、今回は幅広いドライバー層から支持されているトヨタのポルテが、どれほどの燃費数値を叩き出すのか実走行による調査を行ってみようと思います。

テスト車両

使用した車両は、2013年式の1500ccモデルでグレードは「F」の2WDです。新車オプションで選択可能だったアイドリングストップ機能は非装着車となります。カタログ上の燃費性能はリッターあたり19km、燃料タンクは42L容量。

走行ルート

出発時にガソリンを満タン給油して、一般道を約50km走行、その後、高速道路に入り800kmほどドライブを継続。さらに高速を降りて20km一般道を走るというルートを採用しました。

気になる結果は?

夜間を走行したため一般道、高速道共に交通量は少なめでした。エアコンは常時ONでテストを実施。常に制限速度内で、メーター内の「ECO」ランプ点灯を心がけて運転。最初の給油は約390km走行した際に高速道路上で行いました。

給油量は、18.8L。ここまでの燃費性能は、390km÷18.8Lで20.7km/Lという結果。既にカタログ値を上回ってます。。。

ちなみにガソリン代は、レギュラーがリッター202円という価格でビックリ!今回のテストでは高速道路上で給油しないことを決めて運転を続行。その後も5時間ほど走行を続けて夜も明け目的地に到着。しばらく休んだ後、最後の給油を行うと29Lで満タンになりました。ちなみにレギュラー価格は、リッター173円でした!高速道路上のガソリンスタンドと29円も差があります。

今回の旅の走行距離は約865km、消費したガソリン量は約48Lということで、結果は、865km÷48Lで18.02km/Lとなりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?個人的な感想としては、予想を上回る優れた数値となりました。1500ccという小排気量の車の場合、燃費性能に関しては高速走行は不利だと思っていました。それこそリッター15km走れば上出来だろう程度の考えでテスト走行に臨んでいたのでうれしい結果となりました。

今となっては新車では買えなくなったトヨタの「ポルテ」ですが、中古車価格も安定しており流通量も豊富なので、コスパの良いモデルかと思います。

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