雨の日でもサビキでアジは釣れる!?

レジャー

海に囲まれた日本ならではの手軽なレジャーのひとつがフィッシング。その中でも子供から大人まで一緒に楽しめるのが、サビキ釣りでしょう。どれだけ魚が釣れるかは、時間帯や潮周り、天候といった要素にある程度左右されますが、すべてが好条件でなくても釣果は十分に得られます。今回は、筆者が真夜中小雨降る中小潮満潮時に実施したサビキ釣りをレポート。

サビキ釣りとは

「釣り」とひとことで言っても、使う道具やスタイルは様々。その中でもちょっとした行楽シーズンなどにファミリーでも手軽に楽しめるのがサビキ釣り(さびきつり)です。基本的には海釣りで使う釣り方で、フィッシングのビギナーが釣りの基本を学ぶためといった場合からベテラン釣り師まで幅広い層に人気のある方法です。

どんな仕掛けを使うの?

サビキの仕掛けは、1本の釣り糸(ライン)に針がいくつも付いています。そして、仕掛けが海の底に向かって沈むようにラインの下部には重り(シンカー)がついています。一般的なスタイルは、このシンカーがエサを入れるカゴと一体型になっていて、そのカゴにエサを充填して水中に沈めます。

針にはエサに似せた装飾が付いているものが多く、魚たちがカゴから放出されるエサや針先の疑似餌に興味を示すと、針に引っかかり釣れるという仕組みとなります。針が複数付いていて、一度に何匹もつれることがあるので効率的に釣果を得るられるというわけです。

ターゲットの魚は?

メインとなるのは、群れで移動する「回遊魚」という種類がターゲットになるでしょう。その中には、アジサバイワシコノシロといった毎日の食卓でも身近な美味しい魚たちが含まれます。サイズは、堤防や桟橋からも狙える小型が対象になるでしょう。

エサは何を使うの?

エサは「アミエビ」を使います。釣具店などでは、冷凍してブロック状に固めたタイプが異なるサイズで販売されています。溶けると強烈なにおいを放つので注意しましょう。車で釣り場まで移動する場合は、車内で「アミエビ」が溶けてシートやフロアカーペットに付着してしまうと後々、大変です。

ちなみにこの「アミエビ」に米ぬかやパン粉、ターゲットの魚が好む成分を含んだパウダーを混ぜることで釣果アップを期待することもできます。

釣りを楽しむための好条件とは

せっかくの休暇を使って釣りに出かけるのなら、たくさん魚を釣って帰りたいですよね。釣果アップには、魚が釣れやすい条件を意識すると良いでしょう。

時間帯

時間帯は、日の出ごろの「朝マヅメ」と日の入りごろの「夕マヅメ」が良いと言われています。ただ、サビキ釣りに関しては、魚の群れが接岸するタイミングと重なれば真夜中でも日中でも釣れ続けることも珍しくありません。

潮周り

サビキ釣りは回遊魚がメインターゲットとなるので、潮の流れがあるタイミングを狙います。筆者がよく行くスポットは、水深がそれほどないので満潮時前後を狙って出かけるようにしています。水深が十分ある様なスポットであれば、干潮時前後でも問題ないでしょう。

天気

天候は風が穏やかで、晴れか曇り空が好条件と言えます。雨が降っていると身体や仕掛けが濡れてしましますし、風の強い日は波が立っていることもあるので、危険だと感じる場合は潔く諦めて次回のタイミングを待ちましょう。

なお真夏の行楽シーズンになると釣りスポットは多くの家族連れで賑わいますが、晴天時は日差しが強く日焼け対策や熱中症対策にも万全を期していきましょう。

雨の日の小潮でも釣れた!

釣りに好条件が分かっていたとしても、そのタイミングで実際に出かけられるかというと、そういう訳にはいかないですよね。週末や休日と潮周りや天気の好条件が重なることは珍しいです。筆者もつい最近、どうしても釣りに行きたい!と思ったのですが、条件はそれほど良くありませんでした。それでも、とにかく行って試してみることにしました。当日の条件は以下の通り。

・時期:8月初旬

・天候:小雨

・潮周り:小潮

・時間帯:23:00~1:00(満潮前後)

正直、あまり釣果は期待していませんでしたが、結果はサビキ釣りアジ62匹の大漁でした!サイズは、10~15cm前後がメインで南蛮漬けフライ唐揚げで美味しくいただきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

夏休み行楽シーズンからちょっとした週末にも楽しめるサビキ釣り。自然界の好条件が重なるタイミングではなくても十分な釣果を期待することは可能です。道具やエサ、日取りやスポットなどをいろいろ試していくうちに徐々に釣果アップを重ねていけるでしょう。

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